2010年10月11日月曜日

旅支度。

「時化が続けば凪も続く…」とは、尾無(おなし)の漁師モガーの言葉。我々パドラーも漁師と切り口は少し違うが、天候の予想をする。明日の朝、出るか…


行く当てはない。外海に出たら気分で北か南か西に向かうのだが…そこで少しだけ頭の片隅に置いておくのは荒天と時化に出会った時のことだけだ。引き揚げるときは楽なほうが好いからね。気儘なキャンプをしながら数日も漕げば、身体の凡てのリズムがうねりとシンクロする。海風が纏える頃には鼻歌まじりのパドリング…記憶の奥から小椋佳の「しじま」が流れ出る。 其の儘ずっと、何時までも何処までも漕いでいけそうな…

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