2012年9月22日土曜日

海の上から雲模様を愉しむ。

まったりとしたパドリングをしながら、空を見上げるゆとりが好いね。雲ひとつなくすっきりと晴れ渡った青空には素敵な色合いを感じるが、某かを連想させるような雲模様の空も魅力的だ。晩夏から初秋にかけて天高く、流れるような雲が織りなす不思議な模様には誰もが命を感じるように思えるのだ。


凪いだ海でカヤックのデッキに仰向けになり、ぼ〜っと雲の動きを見ていると

「おぉ…」

地球って、やっぱり生きているんだなって思えてくるんだよなぁ。

2012年9月15日土曜日

磯もので海の豊かさを知る。

コースタルピクニックの途中…昼餉の友に、少しだけ磯もの(蜷や石蜐…)を採取するのが癖になってしまった。採取したての活きがいいのを其の場の海水でひと茹でするだけで、濃くて味わい深い極上の逸品になるのだ。


だが、ナビゲーターの念いは少し他の所に在る。海の豊かさと磯ものの旨さには相対的な関係があると云うこと…環境の変化に対して影響を受けやすい貝類の味わいが、自然の健全度を示すバロメーターになると考える。

2012年9月8日土曜日

Bombay Sapphireな海を愉しむ。

南日本海の海水が最も澄み渡るのは、盆明け十日だ!…と、漁師モガーは言い切る。
呑んべえ漁師が言い放つからには、まさにジン・クリアな水というのは頷ける話だが、本当に驚く程美しいのだ。…とは言え、この時期は晴れていても風模様や空模様が不安定な日が多い。


まあ、そんな合間をぬって穏やかな海に漕ぎだせるのは心掛けの問題かもな。美しい水がいちばん堪能できるのは、海蝕洞である。この閉鎖的で隠微な空間の愉しみは、入ってみないと解らないのだが…一年に数回だけ、そんな日がある。