愉しい時はあっという間に過ぎるもの。
それは小人であっても大人であっても同じだね…何だかなぁとデッキに凭れて宇宙(そら)など見上げていたら、ふと妙案が浮かんだのである。浜に上がって一休みする時によく目にするあれだよ!あれ=ウニの殻だ。
貌や色の具合を観て気に入った殻を見付けたら、海水に浸けて中の砂などを洗い流そう。 綺麗になったウニの殻を両掌に挟んでころころと廻しながら、呪文のように唱えよう…囁くように、ゆっくりときょう愉しかった出来事を語って殻の中に込めるのだ。
ウニの殻を耳許に当ててゆっくり振ってみよう。物語が揺り起こされて静かに脳裏に甦ってくるのだ…何時でもね。
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